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  • 2023年10月19日 千葉県総合救急災害医療センターが竣工!

    2023年10月15日



    新しい救命救急・精神科救急医療の拠点となる「千葉県総合救急災害医療センター」が竣工いたしました。

    新たに完成した病院は、千葉県全域を対象に重症患者の救命救急措置を行う「千葉県救急医療センター」と、県内の精神科救急を支えてきた「千葉県精神科医療センター」が統合されたもので、身体と精神の救急医療のさらなる充実、医療の質の向上がはかられることになります。

    いかなる時も信頼に応え、良質で専門性の高い救急医療を提供することを基本理念として掲げ、安全で最適な医療、地域の医療機関と連携し切れ目のない医療を行います。また、さまざまな災害に対応できる医療体制を確保するほか、誠実で優れた医療人の育成を目指します。

    施設の概要としては、一般病床が150床、精神科病床が50床の合計150床。

    建物は4階建てで、1階は主に身体救急患者の診断や手術室を配置し、重症患者への治療介入の時間短縮をはかり、救命率を向上させます。

    治療に関わるすべての部門を24時間365日体制で運用し、循環器内科・心臓血管外科、脳神経外科・脳神経内科、外科、整形外科、形成外科、集中治療科、麻酔科等、各専門科の医師が共同して診療を行います。

    ハイブリッドERの導入により、CT撮影による診断からの緊急処置と血管造影診断装置によるカテーテル治療を同時に行うことが可能となります。


    2階は、ICU12床、ECU20床のほか、一般病室を68床備えます。病棟の中心にスタッフステーションを配置することで、看護導線が最短化されています。

    ICUに隣接する形でECUを配置することにより、病状回復に伴うステップダウンにスムーズに対応できます。

    また、ICU・ECUの一部は陰圧室仕様になっており、新型コロナなどの第2類感染症への対応も可能となります。


    3階は精神科医療の病棟となっています。精神科救急外来においては、急性かつ重症なケースを24時間体制でいつでも受け入れ、早期に治療し社会復帰ができるよう、サポートを行います。

    救急救命医療との一体化により、身体・精神の総合的な救急医療を提供するとともに、4階に併設される「千葉県精神保健福祉センター」との連携により、福祉と医療との円滑かつ迅速な橋渡しを行います。


    屋上はヘリポートを新設することでドクターヘリの発着を可能とし、搬送時間の短縮と遠方からの受入を積極的に推進します。

    また、災害医療への対応を強化するため、防災棟や地上へリポートを整備し、迅速なトリアージと搬送を実現するとともに、大規模災害時にも病院機能を維持できるよう、非常用電源や飲料水を配備。

    さらに、1階のエントランスにも医療用ガス配管を設置し、緊急時の患者収容能力を向上させます。

    県内救急医療における最後の砦としての役割を担う新病院は、令和5年11月1日に開院を迎えます。一人でも多くの命が救われることを期待いたします。



    市原市 鈴木 和宏

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