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  • 2020年09月02日 直接給水栓と応急給水拠点

    2020年9月1日


    大型で非常に強い台風9号の暴風域にある沖縄では、建物の屋根が飛ばされるなどの被害が出ているほか、一時は3万戸を超える停電が発生したようです。

    昨年、千葉県を襲った台風においても大規模な停電が発生しましたが、その際、県営住宅や市営住宅などの集合住宅にお住まいの方から、水が出なくなって困っているとの連絡を多くいただきました。

    集合住宅では、屋上にある貯水槽に一度ポンプで水をくみ上げ、重力を利用して各住戸へ給水を行うか、またはポンプで加圧し上層階まで給水を行っています。停電によりポンプが作動できなくなったことで、水を供給することができなくなっていました。

    当時、県の水道局に確認したところ、集合住宅の1階部分に直結給水栓があるため、ひとまずそちらを使って欲しいとの回答でした。

    給水方式には、水道管の送水圧のみで給水する「直結直圧式給水方式」、増圧ポンプで加圧して給水する「直結増圧式給水方式」、貯水槽に貯めた水を送水ポンプにより給水する「貯水槽式給水方式」の3通りがあります。しかし、停電が発生した場合、「直結直圧式給水方式」では送水圧があるため給水できますが、それ以外の方式ではポンプが作動しないため給水ができません。

    そのため、県営住宅や市営住宅では、増圧ポンプの手前の位置(水道管の送水圧がかかっている位置)に「直結給水栓」が設けられており、停電時の水の確保が可能となっています。

    ただし、停電による断水ではなく、地震などによって水道管が破損したことによる断水では、直結給水栓での給水も不可能となります。

    そのような場合には、県内19か所の浄水場や給水場が「応急給水拠点」となり、水を配布することになりますので、お近くの「応急給水拠点」を確認しておいてください。(県水の給水エリアに限る)



    市原市 鈴木 和宏

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