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医療・福祉・健康

鈴木和宏
健康福祉常任委員会 鈴木和宏 県議
2021年06月18日 新型コロナウイルス流行下における妊産婦等への支援について
新型コロナウイルス感染症の流行が続く中で、妊婦の方々は日常生活等が制約され、自身のみならず胎児の健康等に対しても、一般の方以上に不安を抱えて生活していることと思います。
このことから、千葉県では、無症状の妊婦の方が分娩前に新型コロナウイルスへの感染の有無を確認する検査を希望する場合に、以下のとおり検査費用を補助します。
また、症状の有無に関わらず、感染が確認された妊産婦の方の不安を少しでも軽減し、地域において健やかな育児ができるよう、助産師などが訪問又は電話等により支援を行います。

検査及び支援について(チラシ)(PDF:318.1KB)

不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査

検査を希望される場合は、以下の内容をご確認いただき、かかりつけの産婦人科医へご相談ください。

検査対象者(令和3年4月1日から要件が変わりました。)

以下の(1)(2)の両方の要件に該当し、検査を希望する妊婦の方

(1)以下のア・イのいずれかに当てはまること。

ア.うつ状態にあるなどの不安を抱える者
イ.基礎疾患(慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患等※)を有する者

(2)千葉県内に住所を有する医療機関に継続受診又は分娩予定の妊婦

※「新型コロナウイルス感染症診療の手引き・第3版」(令和2年9月4日)において重症化のリスク因子とされている疾患。

検査時期

分娩予定日のおおよそ2週間前とする。

妊娠36~37週頃の妊婦健康診査の受診時を目安とし、妊婦それぞれの状況に応じて、かかりつけ産婦人科医と相談の上、実施する。

検査回数

令和4年3月31日までの間に、1人1回を限度とする。

検査場所

妊婦のかかりつけ産科医療機関にて実施。

※ただし、検査を実施していない医療機関の場合は、かかりつけ産科医療機関ではなく、近隣の検査協力医療機関(産科)で検査を行うことがあります。

検査方法

  • 検体は、鼻咽頭ぬぐい液(鼻の奥の粘液)又は唾液とする。
  • 検査方法は、核酸増幅法(PCR法、LAMP法)による検査又は抗原定量検査とする。

※簡易キットによる検査(抗原定性検査)は対象外。

検査に当たっての注意事項

検査を受ける前に、かかりつけ産婦人科医より以下の内容について説明を受け、同意いただくことが必要です。同意がいただけない場合、検査を受けることはできません。

  • 本事業による検査は、発熱等の感染を疑う症状がなく、分娩予定日が概ね2週間以内の妊婦の方を対象に、妊婦ご本人が検査を希望する場合に任意で行われます。
  • 検査費用の補助は1回限りです。
  • 検査の性質上、実際には感染しているのに結果が陰性となること(偽陰性)や、感染していないのに結果が陽性となること(偽陽性)があります。
  • 検査結果が陽性になると...。
    • 症状の有無に関わらず、入院や宿泊療養等となる可能性があります。
    • 医療機関や分娩方法が変更される(帝王切開や計画分娩等)可能性があります。
    • 症状の有無に関わらず、感染拡大防止の観点から入院中の面会及び分娩時の立会いが制限される場合があります。また、分娩後の一定期間、お母さんと赤ちゃんは別の部屋で過ごすこととなったり、赤ちゃんに触れたり、授乳することができない場合もあります。
    • 退院後は、希望により、千葉県等で実施する訪問や電話等での育児支援を受けることができます。
    • 出産・退院後に市町村が行う、ご自宅等への訪問事業や支援事業との調整を行うため、本検査結果は住民票のある自治体へ情報提供させていただきます。

検査費用

  • 千葉県内の産科医療機関に継続受診又は分娩を予定しており、本事業に基づき検査を実施した場合、検査に係る費用を2万円まで千葉県が負担します。そのため、検査費用の窓口負担はありません。※かかりつけ医療機関からの紹介により、千葉県内の医療機関で検査した場合も含みます。
  • 千葉県内に住民票があり、千葉県外の産科医療機関に継続受診又は分娩を予定し、本事業と同様の検査(注)を受け、検査費用を窓口負担した場合、検査に係る費用を2万円まで助成します。

※自治体により実施内容が異なりますので、まずはかかりつけ産科医療機関へご相談ください。

※検査に係る費用以外の費用が発生する場合は、妊婦ご自身でご負担いただくこととなります。費用の詳細につきましては、検査を受ける医療機関(かかりつけ産科医療機関等)へお尋ねください。

(注)本事業と同様の検査とは、検査対象者・検査時期・検査回数・検査方法において、千葉県と同様とし、事前説明を受けた上で実施した検査に限る。

検査の申し込み、流れ

千葉県内(千葉市、船橋市、柏市を除く)の医療機関で検査を受ける場合、以下のとおりです。

  1. かかりつけ産婦人科医に検査等について相談する。
  2. かかりつけ産婦人科医から検査に係る事前説明を受ける。
  3. 説明を受けた上で検査を希望する場合、「検査申込書兼同意書」を記入し、かかりつけ産科医療機関(又は検査協力医療機関)へ提出。提出した検査申込書兼同意書の写しを医療機関から受け取る。
  4. 検査を実施。
  5. 検査を実施した医療機関より検査結果の診断を受ける。(検査結果の連絡方法は医療機関により異なります。)

※陽性の場合、検査結果の診断後に、管轄の保健所より入院調整等の連絡があります。

※自治体により実施内容が異なりますので、まずはかかりつけ産科医療機関へご相談ください。

千葉市、船橋市、柏市にある医療機関へ継続受診又は分娩予定の妊婦の方へ

千葉県内であっても、千葉市、船橋市、柏市にある医療機関へ受診中の場合は、検査の申込みや検査実施場所等が異なります。かかりつけ医へご相談ください。

千葉県外にある医療機関へ継続受診又は分娩予定で、千葉県内に住民票のある妊婦の方へ

千葉県外の医療機関において、本事業と同様の検査を実施し、検査費用を負担した場合、検査に係る費用を2万円まで助成します。

必要書類

  1. 申請書(PDF:146.7KB)※2枚目に記入例あり。
  2. 申請者の住所が確認できるもの(運転面書証の写しなど公的証明書に限る。)
  3. 検査を実施した際の領収書及び内訳書の原本
  4. 振込先口座の確認ができるもの(通帳の写し等。銀行名、支店名、種別、口座蛮行、口座名義の確認できるものであれば可。)
  5. 医療機関へ提出した検査申込書の写し(検査申込書の原本を医療機関に提出し、その写しがお手元にあると思いますので、そちらをコピーして添付。)

※医療機関へ検査申込書を求められなかった場合は、「千葉県外の産科医療機関の皆さまへのお願い(PDF:405.4KB)」により分娩予定(検査実施)医療機関へご相談ください。

提出方法

郵送又は持参にて、必要書類一式を千葉県児童家庭課へ提出する。

〒260-8667 千葉市中央区市場町1-1

千葉県児童家庭課母子保健班宛て

留意事項

  • 提出期限は令和4年3月31日です。
  • 申請書(必要書類一式)の内容を審査し、適正と判断された場合には、「不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査費用助成承認決定通知書」を送付します。
    なお、適正と判断されない場合は、「不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査費用助成不承認決定通知書」が送付され、検査費用の助成はありません。
  • 千葉県以外の都道府県等で検査を受けると、検査費用が2万円を超える場合があります。2万円を超える金額は自己負担となります。
  • 適正な申請書(必要書類一式)が届いてから口座へ振り込まれるまでに約1か月程度かかります。また、「不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査費用助成承認決定通知書」の到着時期と振込の時期は異なることがあります。
  • 記載内容の確認や不足書類があった場合などにお電話することがありますので、連絡のとれる電話番号を記載してください。

新型コロナウイルスに感染した妊産婦の方への支援

新型コロナウイルスの治療に関する入院療養後、妊産婦の方の希望により支援を行います。

対象者

新型コロナウイルスの感染が認められた妊産婦で、自身や胎児・新生児の健康や出産後の育児等の不安を感じ、千葉県における支援を希望する方で、以下の要件を満たす方。

  • 妊娠期及び出産後6週以内の方
  • 新型コロナウイルスへの感染が認められた方で、感染性がないと認められた方

※感染が認められた時点での症状の有無は問いません。

支援内容

支援方法

以下の方法により、支援を行います。

  • 妊産婦のご自宅や里帰り先のお宅への訪問による支援
  • 電話やオンラインによる支援

支援内容

出産・育児に関する不安や悩みを傾聴し、健康管理や育児に関する助言を行う等、妊産婦へ寄り添い、健やかな育児ができるよう支援を行います。

  • 妊娠や育児に関する不安の解消や育児知識の提供
  • 育児技術の習得支援(沐浴や授乳など)

支援実施者

千葉県助産師会の助産師が支援を行います。

費用

無料です。

ただし、以下の費用については、支援を受ける妊産婦の方にてご負担いただきます。

  • ご自宅等への訪問による支援に係る光熱水費(支援を行う部屋の照明やクーラーに係る電気代、沐浴指導に係る水道代やガス代など。)
  • 電話やオンラインによる支援の際に使用する端末費用や通信費用

支援の流れ

  1. 管轄保健所より感染が確認された妊婦の情報提供を受け、県児童家庭課より対象となる妊産婦へ電話連絡し、支援の希望の有無を確認する。
  2. 支援を希望する妊産婦は、「支援希望申請書(PDF:59KB)」を県児童家庭課へ提出する。
  3. 県児童家庭課は、千葉県助産師会へ助産師の派遣調整を行い、助産師へ支援を依頼する。
  4. 支援を行う助産師は、支援を希望する妊産婦へ電話連絡し、支援内容や支援実施日の希望を確認し、支援を開始する。

千葉県内の産科医療機関の皆さまへ

「不安を抱える妊婦への分娩前ウイルス検査」を実施していただける医療機関におかれましては、実施要綱・マニュアルをご確認の上、検査を実施してくださいますようお願いします。

なお、検査費用をご請求いただくには、千葉県との契約を締結する必要がありますので、下記[契約に関する連絡先等]のとおりご連絡ください。

関係資料

契約に関する連絡先等

連絡方法及び連絡先

千葉県健康福祉部児童家庭課母子保健班へメールにて、連絡事項をお知らせください。

katei3@mz.pref.chiba.lg.jp

連絡事項

以下の内容をお伝えください。

  1. 契約希望の旨
  2. 医療機関名・住所・代表者職氏名(契約書に記載する内容)
  3. 他院受診中の妊婦の検査の受入の可否

千葉県外の産科医療機関の皆さまへのお願い

千葉県(千葉市、船橋市、柏市を除く)に住民票のある妊婦の方が、貴院にてウイルス検査を実施し、検査費用の自己負担が生じた場合、千葉県の助成対象となる可能性があります。申請の際の添付資料につきまして、ご協力くださいますようお願い致します。

千葉県外の医療機関の皆様へご協力のお願い(PDF:405.4KB)

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部児童家庭課母子保健班

電話番号:043-223-2332

ファックス番号:043-224-4085

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