実績紹介

2021年10月
津波浸水の早期発信へ
津波浸水の早期発信へ
概要
このほど「千葉県津波浸水予測システム」が稼働しました。
同システムは、防災科学技術研究所が敷設した、地震計・水圧計を一体とした観測装置から海底ケーブルを通して観測データを受信し、それをもとに津波や浸水を予測するものです。
このシステムにより、日本海溝付近で発生した地震をこれまでより約30秒早くキャッチし、津波を約20分早く検知することができます。
現在、千葉県は検知した情報を南房総、鴨川、勝浦市と一宮町の3市1町に発信することができます。
取り組み
2011年3月11日の東日本大震災は1万8703人の死者、2674人の行方不明者を出すという甚大な被害をもたらしました。千葉県においても18市町村が津波による浸水被害を受け、14人の尊い命が奪われました。
東日本大震災の震源域は、480kmの長さに及びましたが、房総沖の地殻は動いていませんでした。その一方で、三陸沖には設置されている海底観測網が房総沖にはないことから、2011年6月議会において、わが会派は観測網の整備を訴えました。
その後、2013年から防災科学技術研究所の海底ケーブルの敷設が始まり、1年半かけて「日本海溝海底地震津波観測網(S-net)」が整備されました。
千葉県は、この観測網を利用した津波浸水システムの整備事業を2018年から開始し、今日に至っています。
現在、検知した情報を千葉県が発信できるのは、3市1町にとどまっていますが、一日も早く銚子から館山までのすべての沿岸自治体とのネットワークを構築すべく、気象庁との協議促進に取り組んで参ります。
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